いろいろあります建立実話(毎月更新)

建立実話

№115 やっとお墓参りに行けます。

 「長男が亡くなり個人墓が必要なので見に来ました」とご高齢のお母様と足の不自由なご次男様がタクシーでご来店くださいました。
 墓地をお伺いすると「主人がH9.9に亡くなった時に向山の上の方に個人墓を建てていて、その隣に長男の個人墓を建てる場所があいていると思いますが、私も年がいってるし、息子は足が悪いので何十年もお墓参りに行けてなくて・・」
 後日、ご次男様が墓地の場所を教えて下さるために同行してくださいましたが、坂道も急で階段もあり、墓地のそばまでは行けないため、途中でお待ちいただくことになりました。
お聞きした場所に行くと、墓地内は背の高い雑草でおおわれていて、かき分けるとお母様の記憶の個人墓ではなく先祖墓が建っていました。
墓地に行けないお母様とご次男様に見ていただくための写真を撮り、
「ご主人の時に先祖墓を建てられておられましたので、新しくお墓を建てる必要はありません。ずっとこちらのお墓をお使いいただけます。ご長男様の戒名は横にあります戒名板に彫らせていただく様になります」とご説明いたしました。



【 何十年もお墓参りに行けれない為、雑草に覆われてお墓が見えなくなっていました。】



【 草刈りをして先祖墓、戒名板と舟形地蔵尊が見える状態になりました 】

戒名板にご長男様の戒名を彫る段取りになりましたが、現在の墓地ではお母様もご次男様もお参りする事は出来ないため、お参りに行ける平地の墓地に先祖墓、戒名板、舟形地蔵尊を移転しませんか ?とご提案させていただきました。
 早速、平地にある墓地を見に行きたいとの事でお迎えに行き、墓地の横に車を止めて見ていただくとすぐに気に入って下さり、墓地の契約と墓石を移転する事が決まりました。



【 タクシーを墓地の横に停めてもらって、お母様もご次男様もいつでもお墓参りに行ける様になりました。】 
 
 移転工事の前にお墓の魂を抜いてもらう為、お母様、ご次男様の代理として私がご住職様と一緒に行かせていただきました。

 お墓の移転も無事に終わり、ご長男様のご納骨時には、ご当家はもちろん、お寺のご住職様も
「平地で良い場所があり本当に良かったですね、これからはいつでもお墓参りに来れますね」と、言われていました。
 
 最近、遠方からのお墓の移転、山の上のお墓の移転が増えてきています。
移転先の墓地の事も、お気軽にお問合せ下さい。




                                        担当 宗田


お墓のことなら何でもご相談ください|フリーダイヤル0120-425-616|◦受付時間/年中無休(年末年始を除く) 9:00〜17:30 ◦お気軽にお問い合わせください|お問い合わせはこちら