いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№1 斜面にあるお墓でも、もう心配ありません。
総社市山田の東家では、お父様の一周忌に合わせて建立されました。
息子さんは、四十九日を済まされると、建立までに他所の墓所を見て回ったりしっかり
勉強されていました。
さて、東家の墓地は、自宅からすぐ近くにあり便利でしたが、墓所の手前は石段でそれを
上がればお墓の目前までが斜面になっていて、足元が危なっかしく、ゆっくりお参りも出来
ないような状況でした。また、お墓の背面は落ち葉の量も多く、それも悩んでおられました。
施工前 施工後

施工は、まず墓所の境界をはっきりさせるためブロックで基礎を、
そして延石を敷設し、落ち葉に悩まされていた後ろ側は、ブロックを
5段ついて衝立としました。
昔からある墓所とは言え限られたスペースを有効に使うため、古い
石塔4基は棹石だけを『寄せ墓』にして、それらに祀られていたお骨
とお土は新しく建てた供養塔に安置しました。
新しい先祖墓と供養塔は、いつまでも色艶が変わらない“黒龍石”で作り、
水子地蔵もお祀りしました。
また、足元が不安だった手前の斜面は、参道をこしらえ草の生えにくい土で仕上げました。
出来上がりをご覧になった東様は、「今まで色々見てきたけれど、うちのが一番立派に
見える」とご満悦でした。
担当 合田