いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№42 石材店は、お墓を建てるだけではありません。
暑い日が続いていた8月下旬、玉島から20代半ばの中山様ご夫婦が、親戚の方々と
4人でご来店されました。
「 インターネットで、やすらぎ石材のホームページを見ました。
【明現谷霊苑の2.8㎡の墓地と9寸のお墓のセット】が安いから
欲しいけど、まだありますか?
(その時、このセットは最後の2セットで、その後数日で完売しました)
「 何も分からないので、色々教えて下さい。」
「 先祖墓は、ご家族皆が入れるお墓なんですよ。」
「 じゃあ、うちはそれですね。」
展示場でセットのお墓を見てもらいました。
「 墓地も実際に見て貰った方が納得されると思うので、今からお時間
大丈夫ですか?」
「 え? 連れて行ってもらえるんですね。」
「 ぜひ、行きましょう!」一緒に明現谷霊苑に向いました。
「 見晴らしも良く、場所も良い。気に入りました。」
「 母が亡くなって、
もうすぐ1周忌になるけど、供養の仕方が
分からないから、お骨は家に置いたまま。
10月7日が命日だけど間に合うかどうか…
急なので間に合わなく手も仕方ないですが…」
「 間に合わせましょう!」
「 それと、実は予算の都合で、ローンでの
購入を考えたいのですが。」
「 大丈夫ですよ。」
←【明現谷霊苑】
ご契約後、担当の甲田は急いで準備に取り掛かり
ましたが、お墓に彫る“家紋”が分からないというので、
ご家族で考えて頂きました。
周囲の方からアドバイスをいただいたそうで、出来る
だけ角のない丸いものを、そして名字の中山の“山”を
取り、“丸に遠山”にされました。
納骨の日には、多くのご兄弟・姪御さん・甥御さんが
県外から駆けつけ皆さんで無事に納めることが出来て、
担当と施工に感謝して下しました。
20代半ばという若さで、一から手探りでご家族の
大切な決め事を形にされた中山様も、一周忌に間に合い
亡きお母様を囲んで笑顔で皆さんと話されていました。
その光景に、お手伝いをさせて頂いた担当は、
「 私たち石材店は、お墓を建てるだけが役目ではなく、
お墓を通じて出会った方の心の荷を下ろしたり、
背中を押してあげるために存在しているのではないだろうか。」
と考えさせられました。
中山様、お世話になりました。
担当 甲田