いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№78 お客様のお心に寄り添って。
総社にお住いの名畑様は、平成24年7月にご主人を亡くされ、お寺様から
当社にお話があり、前迫が担当させて頂くことになりました。
名畑家では、代々の墓地を持たれていて四十九日には仮納骨(スヤ納骨)
のご予定でしたので、前迫が、前日に穴を掘ることから当日の納骨のお手伝い
・後片付けまで手伝わせて頂きました。
担当 前迫
その後、平成24年から今年初めころまで、折々にお訪ねはしましたが、当初より
名畑様が「建てるのは、少し先で良い」というお考えだと承知しておりましたので
お話はゆっくりとしたものでした。
とはいえ、今年4月の展示会に「今後の参考に」と声をかけさせていただくと、
名畑様は「そろそろ考えようかな」と展示会に足を運んで下さり、そのまま前迫と
一緒に墓地に行き、希望の形や大きさ、石の種類を伺うことになりました。
形は一般的な和型の夫婦墓、大きさは右横に並ぶ親族の石塔より大きくならない
ようにというご希望で、石の種類は、かねてより話されていた国産の “庵治石”
でという事になりました。
「 名畑家 」スヤ 夫婦墓 完成
さて、墓地で墓石のご希望を伺った帰り、坂道を降り
ながら名畑様が、「ここ(足下)の凸凹が怖いんです。
危なくて何度かこけそうになりました」と言われるのを
耳にした前迫は「何とかしよう」と考えました。
前迫は簡易舗装を提案し、“怖い!危ない!”坂道は、
クラッシャーを入れて段差を減らし、滑りにくく歩き
やすいよう改修しました。
簡易舗装された坂道 ⇒
そして、墓石は庵治石で9寸2重台の夫婦墓で建立。 引き渡しの為、坂道を登る
ときには「これは、上がりやすくなりました。全く怖くないですね。ありがとう。」
と喜んでいただけましたし、石塔の方は、「庵治石で建てて本当に良かった。本当に
綺麗な石ですね。」と一段と笑顔になられました。