いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№129 父の遺言通りのお墓が完成しました。
森山様の息子さんが、「7年前に父がやすらぎ石材さんで、お墓を建てようとお伺いしていたと思います」と、当時お父様にお渡していた資料一式を持って来店されました。
お話を伺うと、「父が2月に亡くなり、生前ずっとお墓の事を気にしていた事も私は仕事が忙しくて気が付がつきませんでした。亡くなって父の持ち物を整理していたらお墓の資料が出てきて、これは父の遺言だと思って相談に来ました。」と言われました。
さっそく一緒に墓地に伺いご提案をさせて頂きました。
① 古いお墓の棹石(さおいし)(戒名を彫っている)4基は台石を作って五輪塔の後ろに設置する。
② 庵治石で夫婦墓を建てており、同じ様な石種で棹石だけを取り換え、戒名板を新たに設置して先祖墓にする。
③ 戒名板の裏側には古いお墓の戒名を彫り、表側には亡くなったお父様の戒名を彫る。
④ 棹石の正面に彫る文字の書体は夫婦墓の時にお父様が気に入られていた隷書(れいしょ)で彫る。
【 リフォーム前の夫婦墓(正面に戒名を彫っている 】
【 リフォーム前の古いお墓4基と五輪塔は左側にありました。】
⑤ 古い五輪塔が左側に据えられいてたので、右側に据え直しをする。
⑥ 墓地の草取りも考えて墓地内はストーンレジン(天然石と樹肥を混合して自然の風合いを生かし草が生えにくい)のご提案をさせていただき、ご契約になりました。
【 夫婦墓の棹石を替えて先祖墓に正面に隷書で「森山家之墓」と左側に戒名板。
五輪塔は右側に、古いお墓の棹石は台石を作って五輪塔の後ろに、墓地内をストーンレジンで仕上げました。】
完成を見られた森山様は「良いようになりありがとう、これで父も喜ぶと思います。」と言われて、7年前に来店されたお父様のお姿を思い出し、私もホッと致しました。
担当 宗田