いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№3 バリアフリーなら、お参りも安心。
真備町にお住いの杉ノ原様は、息子さんを四十歳という若さで亡くされ、なるべく早い時期に
お骨を納めてあげたいとお考えでした。
まず、墓地を真備町内でいくつかご案内しましたが、その中で最近真備町下二万に開かれた
倉敷市の真備公園墓地を選ばれ、申し込まれた区画に希望通り当選することが出来ました。
ところで、担当の前迫は、
墓地の広さが決まり、お墓の形やレイアウトについてご家族とご相談していく中で、ご主人の
足の具合があまり良くないことをお聞きしました。
そこで、お参りされるご主人の足に負担が掛からないようにと、段差がある一般的な『延石』
や『関東型玉垣』にせず、平らになるよう外柵を工夫することにいたしました。
『延石』仕様 『関東型玉垣』仕様

ご主人が、喜んで下さった『バリアフリー』仕様


その結果、外柵は段差をなくすよう入口を既存のブロックと同じ高さにし、
墓石のすぐ前まで平面のバリアフリーになりました。その上で、足が滑ったり
しないよう、より安全性と見た目も考慮して、デザイン性を持たせた滑り止め
(表面をバーナーでザラザラに加工)を施しました。
完成には、ご家族皆様に喜んで頂きましたが、殊にご主人には
(お手伝いを致しました納骨時に)「これなら、足の悪い私でも、安心して
来ることが出来ます」と言って頂き、良い設計が出来たことに担当者も
大変喜ばしい施工となりました。 担当 前迫