いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№13 バリアフリー、車椅子でデザイン墓のすぐ傍に
この度は、残念ながら奥様を35歳という若さで亡くされ、ご自身は車椅子の生活を
なさっているご主人の深い思いを形にさせて頂きました。
温厚なご主人は、今年小学校に入学される子供さんとお二人暮らしで、奥様のご遺骨
は一部を鳥取のご実家に分骨され、ご自宅に置かれているお骨は入学後に納骨したいと
いうご希望でした。
建立予定の墓地は、昔お身内の墓地を分けて頂いた所で、入口に階段があり、車椅子
ではその手前までしか行けず、お線香をお供えできない状態でした。
そこで、担当の宗田は限られた予算内で、階段を取り、通路からバリアフリーにして
車椅子が墓石の近くまで入れるようご提案いたしました。
一方、お墓の形は、ご自宅でイラスト・広告のお仕事をされているご主人が元の形を
デザインされ、当社でアレンジさせて頂きました。
墓地は間口が狭く縦長で、その上墓石を手前に据えるため後方が広く残るので、石の
板を貼ることになりましたが、ご主人のご提案で、奥様が生前ファンであったディーン
のマークを入れることになりました。
ご納骨の時には、車椅子の出入りもしやすく、お線香もご主人がご自分でお供えする
ことが出来ました。何より、ご主人が “小さくても思いのこもったお墓になったこと”
を大変喜んで下さり、担当もお手伝いが出来て嬉しく思いました。