いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№17 一番大事な基礎は、見逃さない!そして、ベンチ
倉敷市山地にお住いの水戸岡様は、平成20年にご主人を亡くされ、山の墓地に仮納骨
されていました。後に運よく、ご自宅近くに1区画(7.8㎡)だけあった墓地を手に入れ
られたので、この度墓石建立を考えられました。
そして、建立にあたってご家族が檀那寺に相談されると、そのお寺のお上人から当社に
「良いようにしてあげて下さい」とお口添えがありました。
ところで水戸岡様は、新しく用意された墓地が「雨が降ると地面がグチュグチュになるし、
それが乾くと今度は固まって地割れのようになる」と建立に差し障りがあるのではと、
心配されていました。 そこで、担当の前迫は、雨の降った日に墓地に行き(地面が)
「足が少し埋まるくらい柔らかくなっている」事を確かめ、乾いた頃には、施工担当者を
同行して「ひび割れている」事も確認しました。
墓地の状況を目で確認した担当が、今度は墓地を20cmほど
掘ってみると下は土の質がしっかりしていましたので、施工班
(自社施工)に「20cmほど掘り下げた後に、間知石(割石)
をして基礎をするよう」要請しました。 担当 前迫
さて、墓石の方は、ご契約当日まで “香川県の青木石” にするか、“愛媛県の大島石” に
するか迷われていましたが、最終的に奥様が「愛媛県出身なので “大島石” が良い」と希望
を言われ、ご家族も同意されました。
また、墓地には珍しい【ベンチ】は、担当が「墓地は自宅から歩いて来られるほど近いですが、
ちょっと一服するのに如何ですか?」とご提案し、出来上がると「これなら、立派なお墓に
しょっちゅうお参り出来て、休憩も出来て、えーなー」と大変喜ばれました。