いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№81 釣り好きだったご主人のお墓
倉敷にお住いの長谷川様は、以前、当社で墓地のお世話をさせて頂いたお客様で
この度、ご主人を亡くされ四十九日までにお墓を建てたいとお考えでした。
奥様にお話を伺うと、ご主人は釣りが大好きだったから“海”や“魚”を表した
ものが良いと、ご自分でイメージ図を描かれていました。
ところが、そのイメージ図を図面にしてみると奥様の思いと少し違ってきたので、
改めて前迫の方から、“海”からイメージする“波”を彫りこんだ形で提案させていただき、
奥様にも皆様にもとても気に入って頂けました。
“魚の絵”については、棹のどこかに彫り込んで欲しいとのご希望でしたが、墓石
にはシンプルな“波”だけを表した方が、より海を強調できることをお話すると
「本当にそうですね、何も分からないから宜しく」と納得して頂きました。
“魚の絵”は墓誌の方に彫ることにしました。元気に泳いでいます。

石の種類は“大島石”をお勧めし、ご契約後は、墓石の加工過程を
加工場からの写真で長谷川様に確認して頂きながら施工を進めました。
長谷川様は、建立時に立ち会って下さり「思ってた以上のものが出来て、本当
に嬉しいです。家族も皆、気に入っています。ありがとうございました」と
言っていただき、また、納骨の時には、ご住職様に「いいものをされたんですね」とお言葉を頂きました。
皆様も、生前にご自分やご家族が“好きだった事や物・言葉など”を形に残す
ことが出来ますので、ぜひ、ご相談ください。
担当 前迫