いろいろあります建立実話(毎月更新)

建立実話

№87 想いのつまった理想の先祖墓

岡本様は墓地から車で10分位のところにお住いで、平成13年に、やすらぎ石材で墓地をご紹介させていただき、同時に区画の仕切りとなる周りの延石、間知石工事もしておりました。墓地を買われた時、ご両親も岡本様もお年が若かったので、広い通路から離れた区画など気にしないで決められたのですが、現在ではお母様が年を取られて、狭い通路に敷いてあるバラスに足を取られる様になり、「広い通路沿いの墓地にすればよかったなぁ」と、言っていた矢先、たまたま通路沿いの墓地が空いていたので、すぐに買い替えられたのです。
その時に「石塔はまだ先のことですが、石は国産の大島石で形もこだわりがあるので建てる時には相談にのって下さい」と言われていました。
自宅で療養されていたお父様が11月に亡くなられ、四十九日までに先祖墓を建てて、納骨をしてあげたいとのご希望でしたが、日数も限られていた為、何度も事務所に来ていただき、パソコンの前で形を変更しながら決めていきました。



岡本様のこだわりの先祖墓(大島石)の形が、パソコンの画面に写し出されると、それを見ながら一つずつ、想いに近づけて作成していきました。
花立は一番下の台の上に置き、水鉢と供物台はやわらかくふくらみを持たせた形に墓地の入り口は広く取り、足の悪いお母様が上がりやすく、滑らないように、ビシャン仕上げ(磨きを掛けず、細かい凹凸がある)にしました。
棹石の正面はお寺様の書かれた文字で、家紋は上台に彫り、墓誌の色と同じ黒色を入れました。
墓所内の土にもこだわりがおありで、自然な感じの細かい粒の石をご希望でしたので、淡路砂利を入れました。

工事中も忙しい中、度々来ていただき、完成した時は涙をうかべながら喜んで下さいました。
時間が限られた中での、さまざまな想いがこもった先祖墓の建立でしたから、これでご納骨に間に合わせることが出来る!と思われ、ほっとされたのでしょうね。  
本当にありがとうございました。  



  担当 前迫



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