いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№88 二人用のお墓をみんなで入る先祖墓に。
岡山のお寺様に「やすらぎ石材」のチラシを置かせていただいておりましたご縁で、
平田様の奥様よりお電話をいただきました。
近所に知られたくないので、お店の名前が入ってない車で来てほしいとの依頼だったので、無印の車で伺いました。
ご夫婦は70代になり、色々な事を考える中で、お墓の事も一つの計画にあがり、現在あるご両親の夫婦墓が遠方の山の上にあるため、将来自分たちと娘たちがお参りしやすいように、近所の平地に引っ越し、みんなが入れる先祖墓に変えたいことも同時に計画されていました。
平地の墓地はお寺の境内を考えており、ご住職のお勧めで供養塔も建てることになり、1区画にするか、2区画にするか検討され、1区画でも先祖墓と供養塔が収まる区画にしました。
私は、夫婦墓を先祖墓にするため、現在の夫婦墓(庵治石)の一番上の石(棹石)を「平田家の墓」と彫るために、新しい石にし、色目の似た石を準備するため、石のサンプル3種類を山の上に持っていき、見比べて、目合いが一番近い庵治石の細目をおすすめしました。
また、戒名を彫る戒名板は、庵治石に近いポルトガル細目石に、供養塔は通常よく使われている、中国の石をおすすめしました。
水鉢の家紋も新しく彫り直し、供養塔と同じ白色を入れました。
長年、夫婦墓にご両親が眠っておられたので、先祖墓に替えるにあたり、出来るだけ現在の石が使えるようにご提案をさせていただきました。
移転、完成したお墓を見られて、
「これでやれやれです。大変満足で、将来も安心です。色々予算もあり、ややこしい依頼でも対応してくれたので助かりました。」
と言われました。お土産にゆずを頂き、次回の秋のバスツアー(1年に一度お客様と行くバスツアーを行っております)にお誘いしました。
平田様ご家族の大仕事に参加させていただき、ありがとうございました。
秋にバスツアーでお会いしましょう。
担当 甲田