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いろいろあります建立実話(毎月更新)

建立実話

№89 ご主人の生きた証をお孫さんが形にしました。

お悔やみにお伺いした、久保様の奥様は久保商店(くだもの屋)を何十年も一緒にされていたご主人を亡くされ何から手を付けて良いのか迷っておられました。
墓地は、自宅から車で10分位の所に持たれており、春には桜が満開になる、見晴らしの良い場所にお持ちでした。
奥様と娘様達はデザイン墓がご希望で、参考にと市営墓地に一緒に見に行きましたが、奥様と娘様の想うデザイン墓の形がなかなか決まらずにいた時、お孫さんがお店をされていたおじい様をイメージしながらデザインを描いてくれていました。
ご主人が市場に行く時いつもかぶっていた帽子、店先に並ぶスイカとメロン、リンゴとみかんも描かれていました。
奥様に「お孫さんが描いてくれたデザインは一つしかない形です、ずっと先祖代々継がれて行く大切な先祖墓になります、このデザインで作って行きましょう」と
ご提案しました。ご家族の意見も一緒でした。




お孫さまのデザイン画を元に、パソコンで図面を作っていきました。
石種はご主人が桜の季節に亡くなられたので、全てピンク色の桜御影石にし、通路石の両側も優しいピンクのストーンレジンに。
正面の石の左側にはリンゴとみかん、スイカとメロンは手前に置き、ご主人が市場に行く時かぶっていた帽子には222番の数字も入れました。
 ご納骨の日、デザイン画を描かれたお孫さんを囲んで、
「すごいなぁ、スイカとメロン本物みたい、帽子も縫い目やしわまである、本物みたいに出来るんだね、おじいちゃんこのお墓は私がデザインしたオリジナルのお墓だよ、見えてる?
ゆっくりやすんでね」
「おとうさん、目が覚めたらこの帽子をかぶって市場に行くかもね」
と、ご家族で賑やかにお話をされていました。
 
オリジナルのデザイン墓を作って行く過程には、久保様のように生前に関わりのあった物をデザインされる方も多くおられます。
どんなデザインでも設計致します、お任せください。

  宗田



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