いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№105 山の上の墓地から平地の墓地に移転。
山形様は以前当社で工事をさせていただいた方の分家様にあたります。
ご両家共、山の上の墓地にご先祖様のお墓を建立されていましたが、分家にあたる奥様よりご主人が亡くなり一周忌のご納骨までに、山の上に建てている先祖墓を拝みやすい所に移転しようと、平地にあるお寺の墓地を決めています。と言われました。
後日、奥様と息子様に山の上の墓地に案内していただき、移転するお墓のサイズを測りました。建てられて数十年も経過されていましたので、お墓のリフォーム(前板、花立と、水鉢の下を切る等)とクリーニング(水あか、文字の色入れ、正面の文字の中の掃除)をご提案させていただきました。
山の上の墓地は周りを囲む石はなく、移転先の墓地を見ると皆様囲いの石をされていたので、奥様も周りを囲む石(外柵)をご希望されましたので、移転先に設置した時のイメージをカラー図面で見ていただきこ注文になりました。
【 移転先の墓地に設置した場合のイメージをカラー図面で作成しました。】
【 移転前、山の上の墓地にある先祖墓。】
墓地の周りを囲む外柵、今まで直接土の上に置かれていた、花立と水鉢は前板を設置して花立と水鉢を前板の上に置きました。
何十年も前に建てられたお墓の場合、花立と水鉢は土の中に埋めて設置している為、新しい板の上に設置しょうとすると、土に埋まっていた部分が平らになっていない場合もあり、底の部分を座りが良いように切って設置する事があります。
今まで、山の上の墓地だったため、奥様が一人でお墓参りに行くのもしんどくて大変でしたが、これからは平地の墓地で駐車場からも近くお参りしやすくなりました。
山形様の様に、人里離れた山の上にある墓地が現在も沢山あります。
これから、お墓を引き継いで行かれる方が少しでもお参りしやすくなりますように、色々な形での墓地、お墓をご提案させていただければと思っております。
担当 宗田