いろいろあります建立実話（毎月更新）
建立実話
№139 複数のお墓をまとめてお参りしやすくなりました。
N様は、当店のホームページからメールを頂きました。
お問合せの内容は、「複数の墓をまとめたいと思っています。 一度ご相談できれば幸いです。」との事でした。
早速、N様にご連絡させて頂きご主人のお休みの日時に合わせて墓地に同行させていただく事になりました。
墓地に行くと、広い墓地に点々と先祖墓、夫婦墓、古い自然石の大きなお墓、地蔵尊2基と、古いお墓が大小合わせて29基あり、「管理していくのが大変なんです。」と話されていました。
ご希望をお聞きすると、
①古いお墓の29基は長い間お参りして来ましたので、文字が彫ってある石（一番上の石)は残しておきたい。
・一番上の文字を彫っている石(棹石)だけを並べ、寄せ墓に。
②古いお墓も使える石は使って欲しい。
・文字が彫ってある下の台石は、寄せ墓の台石に使用。
③寄せ墓をする時、お参りに行って文字が見えるように並べて欲しい。
・寄せ墓を置く台石は階段のように3段にする。（同じ高さの台の上に置くと後側に置いてる棹石の文字が見えにくくなる為）
・新しく建てる供養塔は寄せ墓の近くに。
④整理した後の墓地に、仕切りになるような石（延石）が欲しい。
・墓地の幅と奥行きを小さくして周りに（延石）を左右と前側に、後ろは木や雑草が墓地に入って来ない様にブロックを4段にする。
⑤墓地の中央ある、自然石の大きなお墓は動かさずそのままの位置で、少し傾いているので傾きを直して欲しい。
・そのままの位置で傾きを直し、新しく花立と線香立てを置く。
・墓地の中は周りの木々の落葉の掃除もあるので、防草マサ（草が生えにくい）仕上げをお勧めする。
以上のご希望で配置図面をＮ様とご相談しながら作成させていただき、ご契約になりました。
工事時は共同墓地の為、重機等機械が入る通路も無く、ご近所の墓地の方にご迷惑をお掛け致しましたが、工事が終わると「ようなったなぁ」と言って下さり、ありがとうございました。
【 広い墓地にある先祖墓、夫婦墓、地蔵尊2基は据え直し、自然石の大きなお墓はそのままの位置で傾きを直す。 】
【 古いお墓は撤去して、棹石(文字が彫っている)寄せ墓に、寄せ墓の台に使用出来る石は台石に
】
・寄せ墓を置く台石は階段のように3段にして棹石の文字が見えるように設置。
・新しい供養塔は寄せ墓の近くに設置。
・中央の自然石の大きなお墓は位置を変えず傾きを直し、新しく花立と線香立てを設置。
・先祖墓、夫婦墓、2基の地蔵尊は据え直して設置。
・墓地の周辺は延石（囲む石）と、後ろは木や雑草が入って来ない様にブロックを4段設置。
・墓地の中は防草マサ（草が生えにくい）仕上げ。
これでこれからはお参りしやすくになりました。と安心されていました。
担当 宗田
