いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№141 遠望の墓地の墓じまいを終えました。
S様は、遠方(備前市)に先祖代々のお墓と夫婦墓とお身内の夫婦墓が建っていました。この度、
「将来的な事も有り、お墓じまいを考えています。相談に乗って下さい。」と、言われて、お身内の方と来店されました。
お話を伺うと
「遠方な為、お参りも1人では行かれないので、身内の者と日時を合わせてお参りに行ってますが、年2回位しか行けない年も有り、先の事を考えると、お墓のお参りも出来なくなる前にお墓じまいをしようと思っています。」と言われました。
お墓じまいをした後のお骨は何処に納めたら良いかの相談と、現在ご両親のお骨も自宅に置いています。とのご相談でした。
墓地は父が生前買っており、そこに皆で入れるお墓を建てて、遠方の墓じまい後のお骨も一緒に納骨をして、ご両親のお骨もそこへ納める事が出来るので、お墓を建てようという話になりましたが、ご家庭のご事情からお墓を建てても後を見る人がいないので、将来姪達に墓じまいを頼むようにもなる・・相談の結果、遠方の墓地は墓じまいをして、檀家のお寺の納骨堂に納める事が決まりました。
墓じまいの墓地は、墓地を囲む周りのブロック塀も古くなっており、将来倒れて同じ墓地の方に迷惑をかけてもいけないので、全て撤去して更地にする事になりました。
工事が終わり、檀家のお寺の納骨堂にお骨を納める事も終わりホッとしています。
同時に年1〜2回のお参りには姉や姪達と話しながらのお墓参りが懐かしく少し寂しくなりました。と言われていました。
これからは、墓地に行く道中の草が生い茂った道を通ることなく、お寺の納骨堂にお参りに行きます。と言われました。
お墓参りは普段会う事の少ない人たちと一緒に故人を偲ぶ場所、又自分のルーツを確認出来る場所です。という、一説を思い出しました。
ご家庭の事情でお墓じまいをされる方が増えて来ています。
皆様の思いを込めてお墓じまいのお手伝いが出来ればと思っています。
担当 宗田