いろいろあります建立実話(毎月更新)
建立実話
№10「寿陵」のご案内
最近は、徐々に、ご家族皆様がお元気なうちにお墓を建てられる『寿陵』のご注文が
増えてきております。
倉敷市真備町にお住いの池田様の場合は、同じ真備町に
古里霊園が平成10年に売りに出された時、すぐに「墓地
ぐらいは確保しておこう」と購入されました。
そしてこの度、ご主人が定年を迎えられると、一番に
お墓を建てる事に専念されました。
奥様とお二人で仲良くお墓の大きさや石の種類、また、
墓地の下回り・入口についても色々構想を練られ、当社も
アドバイスさせて頂きました。
結局、大きさは9寸で上蓮華座布団付にされ、石種は
奥様が気に入られた“大島石”にされ、立派でとても上品な仕上がりになりました。
現在、池田様ご夫妻はますますお元気にされており、一層のご活躍をお祈りいたします。
生前に、あらかじめ建てておくお墓のことを『寿陵』と言います。
皆様は、生きているうちにお墓を建てる事を「縁起が悪い」と思われますか?
それとも、良いことだ」と考えられますか?
古くは、1500年以上も昔、仁徳天皇が日本最大の前方後円墳を今の大阪府堺市に
建てた記録があり、また、新しいところでは、昭和64年に昭和天皇がお亡くなりに
なり、2月24日の大喪の礼(天皇のご葬儀)の後、その日の夕方には「武蔵の陵」
埋葬が行われました。これは、ご生前に御陵(みささぎ)が作られていたから可能
だったのです。
もし、本当に「縁起が悪い」のでしたら、天皇のお墓を生前に作ったりするはずが
ありません。
そして現在、“子や孫に負担をかけたくない”とか、“自分達の入るお墓は、自分達の
希望する形で建てておきたい”等とお考えの方が、お元気なうちに建立されています。